次々と失踪する櫻羽女学院の学院生。謎の怪事件…。玲人は事件の解決の糸口を見出せずにいた。ある日、櫻羽女学院の学院生である四十宮綴子がある一冊の本を持って玲人の元を訪れる。その本に掲載されている「シェオルの殻」という小説。偶然にも内容が一連の事件に酷似していた。著者は葛城シン。葛城シンが犯人ではないかと疑う綴子であったが…。時坂家に鳴り響く電話、その電話とはまた櫻羽女学院の学院生が失踪したとの電話だった。玲人はこの連鎖を断ち切る事が出来るのだろうか…。

久しぶりに故郷へ帰ってきた旧友の直樹を迎え同窓会の席で、幼馴染で元恋人でもある真穂と再会を果たす。二人の間には、昔と変わらない感情が芽生えるのだが。そんな矢先届いた、一通のメールに添付されたファイルによって二人の絆に亀裂が走る。卑劣な上級生の上條による、卑劣な変態痴態行為によって、真穂はかつての彼女とは別人になっていたのだ…。

これは、ウィルスに犯された女たちの恐ろしく、淫らな行動の記録である。感染者は人としての尊厳を破壊され、淫獣として生涯を終える。当初、東北地方を襲ったそのウィルスは、潜伏期間を終えると東京で発症した。場所は東京23区の中心、渋谷。丞実や静を案じて向かった学園は、既に惨劇の坩堝と化していた…。

薄暗い教室。人の気配はある。眩暈を覚えるほどの牝の匂い。雄の本能を刺激する。微かに聞こえる小さな悲鳴。拒絶と期待、悶絶と快楽、夢と現実の狭間に漂う意識の中で、彼女らは忠実な肉奴隷として奉仕することの悦びに覚醒めてゆく…。

全国に指名手配されている毒島 音露（どくじま ねろ）。彼は偶然、街で見かけた超有名エステサロンの店主・芹園 絵里華を毒牙に掛けた。「このエステサロンを餌にすれば、極上のオンナが食い放題なんじゃないか…？」自らほくそ笑むその妙案を実行に移し、音露はエステティシャンに成りすますことに。『エステサロン店主』 『美人弁護士』 『結婚を間近に控えた花嫁候補』―、女たちの艶やかな肢体は官能の果てへと堕とされていく…。